「レーザー脱毛は黒い部分に反応するからほくろのある部分は脱毛できない」
どこかでこんな話を聞いて不安になった人もいるのではないでしょうか?
今回は、「ヒゲ脱毛したいけどほくろがある」「ほくろの上に生えている毛を脱毛したい」
これらの悩みを持つ人のために、ほくろがある人のヒゲ脱毛についてまとめました。
ほくろがあっても脱毛できる理由
レーザー脱毛や光脱毛は、皮膚の下まで届く特殊な光をあて毛根にダメージを与えることで脱毛効果を発揮します。
メラニン色素の濃い、黒い部分にレーザーの光が反応することから、ヤケドを起こす危険性があるためほくろがあると照射できないと思われがちですが、実際はそんなことはありませんよ。
ほくろの数・大きさ・濃さ・位置などに合わせた方法で、ほくろがあってもきちんと脱毛をすることができます。
【理由1】ほくろを避けて照射
ほくろの位置が脱毛したい部分から離れている・ある程度大きい場合は、ほくろを避けて照射します。
とはいえ毛の太さによっては、脱毛したところとほくろ周りの毛が残ってしまい馴染まないこともあるため、気になる場合は施術の前に相談してみましょう。
【理由2】保護シールを貼って照射
色が濃い・サイズが大きい・数が多い・脱毛部分に近い位置にあるほくろの場合は、白や肌色などの保護シールを貼ることでほくろに光があたらないようにして照射します。
シールの上から照射するため、ほくろ周りの毛もきちんと脱毛できますが、シールで隠れてしまった部分に関しては脱毛効果は得られません。
ほくろの周りに、少々ヒゲが残っても気にならない部位であれば、この方法で安全にヒゲ脱毛を行うことができます。
「どうしてもほくろ周りの毛もぜんぶなくしたい」そんな時は、思いきってほくろを除去するのもおすすめ。
クリニックの場合は、最初のカウンセリングの際にほくろ除去をすすめるところもあり、「お気に入りのほくろだから取りたくない」という人以外は除去してから施術することが多いです。
色の濃いほくろがある人は、先にほくろ除去をしてから施術をするほうが、高い脱毛効果を得られるでしょう。
【理由3】照射の出力レベルを下げて調整
ほくろの色が薄い・0.5㎜以下の小さいほくろであれば、クリニックでは出力を下げたり、もともと出力が低めのサロンならそのまま照射します。
「ほくろについて何も言われなかった」という人もいるので、心配しなくてもすんなり施術を受けられることも多いですよ。
ほくろの毛も施術の仕方によっては脱毛できる
最初にお話したように、レーザー脱毛・光脱毛はメラニン色素の濃い部分に反応するため、ほくろに直接の照射はNGとされています。
ほくろを保護することで、濃いほくろがあっても施術可能という点はわかってもらえたと思いますが、次はほくろの上に生えている毛を脱毛したい場合です。
ここではその方法について2つご紹介します。
【方法1】ほくろの黒色に反応しない「メディオスターNeXT PRO」
メディオスターNeXT PROは巷で話題になっている最新のレーザー脱毛機ですが、従来の脱毛機と大きく違う点は肌の色・毛の色に関係なく照射できるところにあります。
つまり、ほくろがあっても日焼けをしていても施術が可能ということ。ついでに言うとメラニン色素の薄い産毛なんかにも効果があるんですよ。
なぜそんなことができるのかと言うと、メディオスターNeXT PROは毛根細胞の中にある「バルジ」と呼ばれる発毛因子にダメージを与えることで、脱毛効果を発揮するからなんです。だから肌の色・毛の色に左右されることなく施術を行うことができるんですね。
さらに、メディオスターNeXT PROのメリットとデメリットについてもまとめました。
今までの脱毛機より痛みが少ない
バルジ領域は、皮下組織の中でも浅い位置にあるため低い出力で照射することができます。これまで照射時の痛みに耐えていた人も、メディオスターNeXT PROなら痛みを我慢する必要がありません。
冷却装置付きで肌へのダメージを減らせる
メディオスターNeXT PROは、照射と同時に冷却装置が働くため肌トラブルが起こりにくいのも嬉しいポイントです。毛嚢炎・乾燥・赤みなどの肌荒れになりやすいタイプの人もこれで悩まずにすみますね。
施術回数が少なくてすむ
従来の脱毛であれば、毛周期が成長期の毛にしか効果がないため時間がかかります。バルジ領域に働くメディオスターNeXT PROは、毛周期に左右されず脱毛完了まで少ない回数ですみます。
照射面積が広く施術時間が短い
照射ヘッドがこれまでの脱毛機よりも大きく作られており、他の機器に比べて半分くらいのスピードで照射が進み、照射漏れも少なくなりました。施術時間が短くなると、忙しい人も気軽に通えますね。
実績数・導入しているクリニックが少ない
まだ新しい機器のため、従来のものに比べて取り扱いのあるクリニックは少ないです。これだけメリットが多い脱毛機なので、徐々に普及していくと思いますが、現状はメディオスターNeXT PROを使って脱毛したい場合は、取り扱いのあるクリニックを探すところから始まります。また他の機器に比べると当然、口コミや体験談も少ないのでクリニックの実績や体験談の数を重視する人・たくさんのクリニックの中から比較検討したい人には向いていません。
効果がわかりにくい
他の脱毛機と違って、照射後3日〜1週間で毛が抜け落ちるといったことはありません。次に生えてくる毛が細い毛に変わっていき、最終的に生えてこなくなるため効いているかどうか目に見えて実感しづらいかもしれません。一般的な脱毛機の場合は、照射後に毛が抜け落ちて一時的にですがツルツルになります。その期間は「ヒゲ剃りがラクになった」と言う声も多いので、それをメリットと考える人にはおすすめできません。
痛みがゼロではない
メリットであげたように、「出力が低め」「照射と同時に冷却装置がはたらく」というのは従来の脱毛機と比較すると大きな変化です。もちろん痛みを感じにくいというのも事実ですが、痛みの感じやすさには個人差があるため「全く痛みが出ない」という保証はできません。あくまでひとつの目安として、痛みがマシなんだということを理解しておいてくださいね。
【方法2】直接毛根を焼く「ニードル脱毛」
ニードル脱毛は、毛穴に針をさして毛根の奥に電流を流し、ダメージを与えることで脱毛を行います。直接毛穴に針をさすため、肌の色や毛の色も関係ありません。よって、ほくろの上に生えている毛も脱毛可能です。
ただ、毛穴に針をさす時や電流を流す時に強い痛みを感じる・施術時間がかかる・費用が高い・施術回数も多いことがデメリットとしてあげられます。
そこでおすすめなのは、ほくろの上に生えている毛のみ施術する方法です。気になる部分にポイントを絞ることで、金銭的負担や痛みも最低限ですむため、ニードル脱毛を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
脱毛によってほくろが薄くなることも
これは、クリニックでのみあり得ることなのですが、使用している脱毛機によってはほくろが消えていく場合もあるんです。
実はクリニックの脱毛機は、しみ・そばかす・ほくろ除去などに使われるものが元となっている機器もあるため、「気づいたらほくろが消えていた」なんて話もよく聞きます。
ヒゲ脱毛で、ついでにほくろもなくなったら少しラッキーな気がしますね。
アフターケアを怠るとまれにほくろが増えることも
レーザーの照射によって肌はダメージを受けます。照射後の肌は特に敏感な状態なので、マメな保湿や紫外線ケアをすることが必要です。これらのケアを怠ると、ほくろに似た黒ずみ・シミができてしまうこともあります。
これは肌のメカニズムとして、ダメージを受けた肌を守るためにメラニン色素を分泌することで起こるため、アフターケアも気を抜かずに取り組みましょう。
ほくろが気になる場合は事前に相談を
ほくろがあっても脱毛はできること、ほくろの状態やあなたの考え方で、様々な脱毛方法が選べることが分かってもらえたでしょうか。
「自分に合う方法が分からない・・」そんな時は専門家に相談すれば、あなたに合った脱毛方法がきっと見つかるはずです。
コメントを残す