脱毛してどんなに清潔感がアップしても、体臭がきつかったら台無しですですよね。特に、ワキガは不快に感じる人が多く、ぜひとも解消したいものです!
実は、脇の脱毛を行えば不快なワキガも解消できる可能性があります!今回は、ワキガと脱毛の関係性について紹介します。
目次
60%の人が脇の脱毛でニオイが軽くなった
脇のニオイを防止・消臭するためのデオドラントスプレーは、もう一般的になりましたよね。ただ。ワキガというレベルになるとかなり不快なニオイがして、周囲にも嫌な思いをさせてしまうものです。
脇を脱毛する人は、ムダ毛をなくしたいという目的が一番とは思いますが、実は脇の脱毛にはニオイを抑える効果もあるんです。
事実、脇の脱毛を行った人の統計データで、約20%の人においてニオイが改善し、約40%の人がニオイが改善したと回答しています。(出典:横浜の美容外科)
これだけ多くの人がワキガ改善できるとは、意外ですね!
ワキガはどうして起こるのか
ワキガとは、医学的な名称でいうと腋臭症(えきしゅうしょう)という名称で呼ばれており、立派な疾患として扱われています。
一般的な汗はエクリン腺から出るもので、元々は無臭で、ニオイが強くなっても汗クサイと言われる程度です。
ワキガのニオイは、アポクリン腺から分泌される汗が原因です。
アポクリン腺から分泌される脂肪分などの分泌物が多いと、エクリン腺からの汗がミックスされ、それを常在細菌が分解することで、悪臭を発生するのです。
この悪臭のことをワキガ臭と呼ばれています!
ワキは脇毛によって通気性が確保できず、汗をかいても乾燥させにくい部位です。よって、細菌が繁殖しやすい環境となっているのです。
ワキガのニオイは独特で、鼻をツンと刺激するようなニオイではありませんが、ネギや酢などのニオイに近く、不快なものです。
ワキガは、遺伝しやすいのも特徴です。これは、アポクリン腺の量が遺伝子により先天的に決まるためです。
世界的にみると、アジア人は腋臭症の割合が少ないのが特徴です。
脇の脱毛がニオイに効果的な訳
脇の脱毛を行うことで、ワキガを軽減もしくは解消することがデータ上で実証されていますが、大きく分けて2つの要素があげられます。
【理由1】細菌の繁殖を防止できる
脇毛を脱毛することのメリットとして、肌の湿度を低下させることができます。脇は基本的に湿った状態となっていて、通気性が悪い部位ですよね。
さらに、腕の付け根でもあり、汗をかきやすいため、細菌が繁殖しやすい環境となっています。
イメージとして、ジャングルのような状態を思い浮かべてください。ジャングルは密林とも呼ばれていて、湿地帯でジメジメしているのが特徴です。
脇もジャングルのような状態で、通気性が悪く汗をかきやすく、さらに乾燥しにくい部位です。そもそも、脇毛が生えていると通気性が悪くなり、汗も乾燥させにくくなります。
そこで、脇毛を脱毛することで脇の通気性がよくなり、汗をかきにくいコンディションを作り出すことができます。
また、通気性がよくなることで雑菌も繁殖しにくくなるため、ワキガを解消することができるのです。
【理由2】レーザー脱毛がアポクリン腺にダメージを与える!
ワキ脱毛を行う上で、他の部位同様にレーザー脱毛が用いられるケースがほとんどです。レーザー脱毛は、毛根を直接焼き切るようにしてムダ毛の脱毛を実現します。
このレーザー脱毛において脇脱毛を行うと、実はアポクリン腺にもダメージを与えることができます。アポクリン腺に直接レーザーを照射するわけではないのですが、毛穴とアポクリン腺がつながっているために、間接的に作用してアポクリン腺にもダメージが及びます。
アポクリン腺が機能しなくなれば、徐々に脇に汗をかきにくくなり、ワキガの発生リスクを結果的に抑えることができます!
逆に脇の脱毛でワキガになるという話も!?
脇脱毛することでワキガを解消することができる一方で、ワキガが進行するという説も根強くあります。これは、科学的にみれば認められていないのが実情です。
脱毛直後は、強い刺激を受けた状態で一時的に汗が出やすいコンディションとなります。これにより、ワキガが悪化したと感じる人がいるのは事実です。
これは自然と解消されますし、ニオイは感覚的なものなので強くなったと勘違いしている可能性が高く、このような説が生まれているのでしょう。
脇汗が増えることもほぼない
脇脱毛すると脇汗が増えるのでは?と考える人が多いのですが、実際には脇汗が増えることはありません。ただ、一時的に脇汗が増加してしまと錯覚することがあります。
脇の脱毛前に覚えておきたい「脱毛後多汗症」
脇の脱毛を行うと、確かに一時的に汗をかきやすくなります。このことを、医療的には脱毛後多汗症と呼んでいます。
レーザー脱毛は、私達が想像している以上に肌にダメージを及ぼします。痛みとして表現されるのと同時に、肌も赤くなりやけどしたかのような状態となります。
これにより、脱毛後数日間は多少汗をかきやすい状態となるのは事実です。ただ、過度に多汗になるというわけではありません。
ただ、脇毛があったときとの違いとして、汗が流れやすくなるという点があります。今までは脇毛の中に溜まっていた汗が、溜まる場所がなくなりダイレクトに衣服などに付着しやすくなります。
また、場合によっては脇汗が体に流れてやすくなり、より多く汗をかいていると勘違いしやすい状態となります。
よって、実際に脇汗をかきやすくなるのは数日間だけの話であり、今までと違う状態となっったための錯覚であるといえます。
脇毛はツルツルにせず毛量を整えるのもおすすめ
脱毛というと、ムダ毛を全く無くしてツルツルなコンディションに整えるというイメージがありますよね。ただ、実際には完全に脱毛しなくても、毛量を整える程度に留める方法もあります。
脇脱毛でも同様で、毛量をコントロールして濃い脇毛を薄く見せる方法があります。男性ならなおさらで、脇毛がまったくないと逆に変に思われてしまいますので、有効的な脱毛法でもあります。
脇毛の量を減らすことにより、熱がこもりにくくなるので、汗をかきにくくなります。また、脇を洗うときにも隅々まで洗いやすくなり、雑菌の繁殖を抑える効果も期待できます。
さらに、脱毛する面積が広いと毛穴に皮脂や脂が溜まりやすくなりますので、雑菌が繁殖しやすくなる傾向もあります。適切にきれいにするのであれば問題ありませんが、しっかりとしたケアを怠らないことも重要ですし、完全脱毛しないというのも有効的です。
男性っぽさを残す意味でも、適度にワキ毛を残しておくのもおすすめですよ!
脇の脱毛で男のニオイ対策をしよう
腋臭は決して気分が良いものではありません!特に夏は汗をかきやすく、ワキガも発生しやすい季節ですよね。
適切に脇脱毛すれば、嫌なワキガ臭ともおさらばできる可能性が高まります。ワキガ対策になることも意識して、脇脱毛を検討しましょう!
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