
泥棒ヒゲになる原因
脱毛後に泥棒ヒゲになるのは、レーザー照射時の熱で焼け焦げてしまったヒゲの残りが膨張して太く見えることが原因です。脱毛前に皮膚の下に隠れていた毛が伸びてきて、数日してから毛が濃くなったように感じますが、実際に濃くなる訳ではありません。
ところで、みなさんは泥棒ヒゲと青ヒゲの違いについてご存知でしょうか?
青ヒゲとは、剃ったあとのヒゲが肌に透けることで青く見えてしまうことからそう呼ばれます。きちんと剃った後なのにも関わらず青く見えるのは、ヒゲの断面が太くて量が多いからなのです。また肌の白い方は特に目立ってしまう傾向にあります。
泥棒ヒゲと青ヒゲは似ているようで混同されがちですが、まったく別物なんですね。
泥棒ヒゲは、主にクリニックで受けることのできるレーザー脱毛で起こりやすいと言われています。これは、照射出力が高い=熱エネルギーが強いことが理由で、美容サロンで受ける光脱毛に比べて照射出力が高いからなんです。
とはいえ、光脱毛ならば「絶対に泥棒ヒゲにならない」とは言えません。
光脱毛のメリットは出力が低いため痛みが出にくい・料金がリーズナブルなところにあります。一方、レーザー脱毛のメリットはクリニックで施術を受けるため、肌トラブルへの対処も万全・出力が高いため施術回数が少なくてすむところにあります。
両方のメリット・デメリットを理解した上で、あなたに合う脱毛方法を選んでみてくださいね。
初めてのヒゲ脱毛ほど泥棒ヒゲになりやすい
初めてのヒゲ脱毛が泥棒ヒゲになりやすい理由は、毛量が1番多い状態のためレーザーの熱で焼け焦げたヒゲが目立ちやすいからです。
レーザー脱毛は、毛周期に合わせてだいたい8~12週間に1度施術を行います。個人差はありますが3~5回ほど続けると日頃のヒゲ剃りが楽になったという声が多いです。
つまり、泥棒ヒゲになるのも最初の数回のみ。回数を重ねるごとにヒゲは減り、気にならなくなるため脱毛終了時まで毎回泥棒ヒゲになるという心配はありません。
人によって泥棒ヒゲの度合いは様々
毛の太さ・毛量は人それぞれ違います。これまで、泥棒ヒゲについて一般的な情報をお伝えしてきましたが、必ずしもあなたに起こりうるとは限りません。
「実際に施術を受けてみたら、そこまで気にならなかった」「ネットで見ているほど気にならなかった」
そういった声もあるので、泥棒ヒゲになるのが嫌で脱毛に踏み切れない方は、ぜひ一度クリニックやサロンに相談だけするのがいいですね。
約3日~1週間で泥棒ヒゲはなくなる
レーザー脱毛は、施術してから毛が抜け落ちるまで少し時間差があります。それは一般的に3日〜1週間程度、時間のかかる方は2週間程度といわれています。
2週間もかかる方は稀なので、施術が終わって3日〜1週間だけ見た目に気になる時期を乗り切れば泥棒ヒゲはなくなります。
また完全に抜け落ちてしまえば、次のヒゲが生えてくるまでの間すべすべの状態なので、かなり生活は楽になりますよ!
泥棒ヒゲになったら注意したい肌トラブル
効果は感じやすいですが、高い出力で照射を行うレーザー脱毛。皮膚の下、毛根まで届く特殊光をあてるので、当然肌は熱ダメージを受けており非常にデリケートな状態となっています。
ここではレーザー脱毛後によくある肌トラブルを紹介していきますので、肌トラブルで悩まないためにもよく読んで覚えておいてくださいね。
まず1つ目に注意したいのが「毛嚢炎(もうのうえん)」です。
見た目はニキビに似ており、毛穴の中に菌が侵入することで起こる炎症で、「毛包炎(もうほうえん)」と呼ぶこともあります。脱毛後の熱ダメージによって、肌のバリア機能が低下することが原因で発症しやすくなります。
軽症であれば痛みやかゆみをあまり感じることはなく、「いつの間にか引いていた」という人もいるので気にぜずそっとしておきましょう。
もしも赤みや痛みが気になったり、1週間経っても治らない場合は施術を受けたクリニックで診てもらうことをオススメします。
また毛嚢炎になった際に1番してはいけないのが、潰そうとしたり毛を抜くなどの刺激を与える行為です。症状が悪化してしまうだけでなく、跡が残ることもあります。
せっかく脱毛に成功してヒゲがなくなったのに、肌がきれいでないともったいないですよね。
2つ目は「赤み」や「炎症」です。
レーザーの温度は200℃以上の高温で、照射をすると毛のメラニン色素が反応して高熱を発するのですが、その際に皮膚が熱ダメージを受けることでヤケドに似た症状を引き起こしてしまうのです。
人によっては腫れたりヒリヒリした痛みを感じるそうですが、ヤケドではないので症状は一時的なもの。
照射時に伝わった熱が皮膚の下にこもってしまうことが原因なので、気になるようなら冷やすなどして収まるのを待ちましょう。
オススメの肌ケア
脱毛後の肌がデリケートな状態なのは理解できたでしょうか。
ここでは肌トラブルを起こさないためのケア方法をご紹介します!
洗顔後にしっかり保湿
レーザー照射後は、肌の水分量が通常よりも減ってしまいます。水分が減ることで肌は乾燥し、トラブルの原因にもつながるので化粧水や乳液などで保湿を心がけましょう。
また乾燥した肌は敏感な状態なので、レーザー照射をすると普段よりも痛みが増す場合があります。
洗顔したあとに化粧水を使う習慣のない方も多いかもしれませんが、日頃から保湿を心がけることで次回のレーザー照射時の痛みを軽減することにもつながります。
紫外線対策をする
ヤケドに似た症状も出るくらい、レーザー脱毛後の肌は熱ダメージを受けています。そんな時、日焼け止めもなしに外へ出るのはやめておきましょう。
通常であればなんのことない日焼けでも、脱毛後は色素沈着やシミの原因になってしまいます。
また日焼けをした黒い肌にもメラニン色素は含まれるので、肌トラブルのもとになる可能性からレーザー照射はできなくなり、当日に施術を断られることもあります。
しかも日焼けは肌を乾燥させるため、レーザーの光が毛根まで届かず脱毛効果を薄くしてしまうこともあります。
ですから、「自分は大丈夫」と日焼けを安易に考えるのではなく、脱毛前後はしっかりと日焼け止めを塗る・帽子をかぶる・日影を歩くなどしっかりと紫外線対策を心がけましょう。
ヒゲ剃り時はT字カミソリより電気シェーバー
レーザー脱毛後にヒゲを剃る際は、できれば肌への負担が少ない電気シェーバーがオススメです。
本来は3日〜1週間さわらずにヒゲが自然に抜け落ちるまで待った方がいいのですが、仕事上そういう訳にいかない人もいるでしょう。
ただ、レーザーで焼けたヒゲは先端が丸くなっている上、普段のヒゲに比べて柔らかいので剃りにくいと感じる方が多いです。
ですので、肌を引っ張るようにしてゆっくりと時間をかけて剃るようにしてみてください。
ちなみにですが、施術当日にヒゲを剃るのは控えましょう。肌の状態が落ち着いていないので、炎症などの肌トラブルのもとです。
泥棒ヒゲを見せたくない場合は期間を逆算しましょう
泥棒ヒゲは、脱毛を始めてから3〜5回目ほどで起こらなくなること、なったとしても3日〜1週間できれいになることがわかったでしょうか。
もし脱毛を検討している人で、人と会う予定やイベントを控えている場合は、肌が落ち着くタイミングを逆算して予約を入れるといいでしょう。
それ以外の場合でも、ご自身の休日前に施術を受けるとヒゲ剃りをしなくていいですし、赤みや炎症が出ても対処しやすいかもしれませんね。
タイミングさえ間違えなければ、泥棒ヒゲも怖くありません。
さあ、あなたもヒゲ脱毛をして、めんどうなヒゲ剃りから解放されましょう!
ヒゲをなくすために脱毛したのに脱毛する前より濃くなってしまうなんて、一時的にだとしても躊躇してしまいますよね。
そこで今回は、泥棒ヒゲの実態について詳しくまとめてみました!